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ホホジロザメ（Carcharodon carcharias）の歯で、最長部分の長さは37.7ｍmの上顎歯です。小さ過ぎず大き過ぎずちょうど良い大きさです。
この歯は、機能歯なのに歯冠のエナメロイドは白く、欠け1つありません。左右の切縁は美しい鋸歯を備え、鋭さや切れ味はすさまじく、カッターナイフのようです。歯根も白く、歯冠と美しく調和しています。栄養孔は一見すると、3つなんですが方向によって笑顔が隠れてたりします。というのも大きい孔の中を覗き込むと左、右、歯根底の3方向に伸びる孔が隠れています。歯冠は見間違えますが、栄養孔は、人間の指紋のようなもので、1本1本独特な孔を備えています。面白いと思いませんか? ・・・そんなの、顕微鏡で覗いたりしていると本当にとても可愛いらしく、愛着がわいてきます。